朧気。 【年の差カップルだもん!】

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【年の差カップルだもん!】 

-----1、その女誰!!?

姫乃がいつも通り学校から神社に向かう途中の事だ。
いざ蒼龍に”ただいま”を言おうとした瞬間、応接間で楽しそうな話し声が聞えて来た。
片方の声は蒼龍だと分かるが、もう一人は女性の声だった。
姫乃は一気に青ざめた。

姫乃「(誰?誰!?誰ぇ!!?誰なん、あの声の女の人はーーーー!!!!?)あわわわわ・・・」

ドアの外で頭を抱えながら奇怪なポーズを取っていると、魔愚那達に何してるんだと聞かれた。

魔愚那「姫乃さーん、おやつにチョコクランチ作ったんですが・・・。あの、何やってるんです?」

姫乃「えっ!!?///な、何でもあらへん!・・・所で応接間から女の人の声がするけど、誰が来てるん?」

魔愚那は話そうとせず、そのまま応接間にお茶を配膳しにいった。
すると今度は翔が通りかかり、翔に尋ねることにした。

姫乃「あっ、翔!ねェ、今応接間に誰が来てるんか教えてぇな!!」

翔「えっ!?えーっと・・・教えない。・・・はっ!!」

教えないと言った数秒後、姫乃は物凄い形相で翔を睨みつけ胸倉を掴んでまで聞き出そうとした。
もはやその仕草は、ヤクザとしかいいようがない。

姫乃「教えろや兄ちゃん、さもないと大事なギターをファンに売るで!?」

翔「分かった分かった、教えるってば!今来てる女性は、龍の知り合いなんだって。しかも、平安時代から来たって・・・」

姫乃「へ・・・平安時代??どうやって来れるんよ、現世から平安時代に」

翔「えーっと・・・それは~、その~・・・。」

姫乃は更に不可不思議な質問を、翔にぶつけ始めた。
説明するのももどかしくなり、結局魔愚那に説明してもらった。

翔「あ!魔愚那、グットタイミング♪ちょっと説明してくんない?平安時代の人間が、どうやって現世に来れるか」

魔愚那「はぁ?・・・良く分かりませんが、あの人は晴明神社の魔境を通じて京都(ここ)に来たそうですよ」

魔愚那の分かり易い説明を聞いた翔と姫乃は、何となく理解した。
つまり蒼龍と話している女性は、タイムスリップしたという事になるらしい。
しかし一体何の目的で?

-----2、互いの時代恋愛

一方その頃、境内でヘンな男がウロついていた。
しかも大声で、帝という女性の名を呼んでいる。
窓から男の様子を覗っていた魔愚那は、その男を黙らせに行こうと境内の近くに歩み寄る。

魔愚那「ちょっと貴方、他の参拝者に迷惑がかかるでしょう?叫ぶなら、富士山にでも行って来て下さいよ」

蛮骨「あん?ガキはすっこんでろ!俺はなぁ、遠路遙々大事な彼女を探しに来たんだ!!口出しすると・・・ブッ殺す!!」

境内で、イキナリ決闘が始まったではないか。
窓から見ていた翔と姫乃はどうする事も出来ず、会話中の蒼龍を呼びに行った。

鶏神「エライこっちゃでー・・・どないします?」

翔「俺に聞かれてもな~・・・」

姫乃「ひめの、管理犬さん達呼んで来る!」

境内の戦いはヒートを増し、2人の戦いはほぼ互角状態だった。
参拝客も、怖くなって警察を呼びに行く始末だ。

魔愚那「(何だこの人・・・!?死人のクセに、メチャクチャ強い!!)」

蛮骨「(普通の人間のガキのクセ、結構強ぇなコイツ!気に入ったぜ)」

戦っている最中、応接間から蒼龍と女性が出て来た。
女性は、男の顔を見るなり強気な態度で注意し始めた。

帝「こら蛮骨!!人様の神社で何やってんの!!?」

蛮骨「げッ・・・帝。コレには深いワケがあってな・・・」

男はさっきの態度とはうって変わって、弱気な態度になり始める。
その女性も、男と知合いのようだった。

蒼龍「何だお前、まさか彼女を追って現世に来たのかよ!?」

蛮骨「まぁな・・・。正しくはコイツ、俺の嫁だ」

姫乃「よ、嫁ーーーー!?お姉さん達、結婚してたん!?だって見た目は15、6ぐらいやのに」

魔愚那「昔の時代では、結婚する年が早いですからね。大体、3歳くらいから祝言挙げる貴族や武家もいましたし・・・」

一息ついた所で、改めてゆっくり理由を聞くため、二人を大広間に案内した。

蒼龍「んで、帝はどうして此処に来たんだ?」

蛮骨「馴れ馴れしいぞテメェ!!俺の女に手ェ出す気か!?」

帝「アンタは少し黙ってて!!・・・あたしが此処に来た理由は、かごめちゃんの時代に憧れていたからなのよ。食べ物は美味しいし、珍しい篭だっていっぱい走ってるし」

姫乃「あ、そっか。平安時代は牛車やもんな~、珍しいのも無理ないで」

帝「そしたら蛮骨が、一人で行くのはキケンだ!家で待ってろ!!って言うもんだから、勝手に一人で来たの。着いた場所が、偶然父上の所縁の地だったのよね~」

姫乃「じゃあ、さっき話してた時の楽しそうな会話は何やったの?」

帝は笑顔で姫乃に質問し、蒼龍とは関係ない存在だと教えた。

帝「ああ、あの時ね。あたしが父上の話し始めたら、急に彼が食い付いてきちゃって」

魔愚那「父上?帝さんのお父様って誰ですか?」

帝「安倍晴明よ。あたし達は義理の兄姉だから、血の繋がらない晴明様の元で一緒に暮らしてる」

姫乃「なーんや、姫乃はてっきり管理犬さんと仲良ぅしてるんかと・・・」

そこで帝は、クスクス笑い出した。
帝は蛮骨の腕を抱き寄せて、夫婦だと言う事を誇らしげに自慢した。

帝「嫌ぁね、姫乃ちゃん。あたしには・・・ちゃんと大事な亭主がいるんだから、浮気したら彼の首なくなるわよ」

姫乃「えっ!?首がなくなるってどういうことなん・・・?」

帝「彼東北じゃ有名の死人の亡霊で傭兵でメチャクチャ強いらしくてね、あたしが長男の博雅と話してると嫉妬しちゃう癖があって・・・。その時は物凄い形相で博雅を切りつけてくるのよ、怖いでしょ?」

翔「ははは、魔愚那と龍みてェだな・・・」

姫乃は更に、帝と蛮骨がどうやって付き合えるようになったのか理由を尋ねた。
帝は恥じることもなく、打ち明けてくれた。

姫乃「帝さんは、どうやって蛮骨さんと付き合えるようになったん?時代だって別々やろ、遠距離恋愛やったんとちゃうん?淋しくなかったの?」

帝「・・・うん、淋しかったよ。でも付き合ってる時に思ったわ、恋愛に年の差も種族も時代も関係ばいってね」

姫乃「恋愛に、年の差も種族も時代も関係ない・・・?」

帝「そうそう、好きならそれでいいのよ。無理して付き合わなくてもね」

帝は姫乃の顔を見るなり、妹の話を始めた。

帝「貴女、あたしの義理の妹によく似てるわ・・・。椿っていう子なんだけど、椿は9歳年上の人と付き合ってるんだって。弟の燕に反対されてるけど、それでも付き合ってるみたいよ」

姫乃「きゅ、9歳年上の彼氏!!?」

魔愚那「・・・完全なロリコンですねーその人、弟さんの気持ちに同感します」

蒼龍「何で俺をチラ見するんだよ!!」

魔愚那「だって、姫乃さんは管理犬にホの字じゃありませんか」

急に姫乃は、顔を赤くした。
付き合ってる事が、余程恥ずかしいらしい。

帝「姫乃ちゃん、恥じる事ないわ。彼が年上でも、構わないじゃない。胸張って付き合えばいいのよ」

姫乃「帝さん・・・。ありがとう、優しいね」

帝「貴女を見てると、何だか妹みたに感じちゃって・・・。じゃあ、あたし達はもう帰るけど、辛い時があったら魔境を通じてあたしに話しかけてね。相談に乗るわよ」

姫乃「うん、お元気で!」

蛮骨と帝は、魔境を通じて再び元いた時代に帰って行った。
姫乃は帝から教えてもらった教訓を忘れずに筆で描き、子神に見せた。

子神「素敵な教訓ですね、誰から教わったんですか?」

姫乃「姫乃からしたら、人生の大大大先輩からだよ」


                             終わり
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プロフィール

朧幻龍

Author:朧幻龍
京都に強い憧れを持つ大阪在住の変態女人絵師
蒼龍ファミリーと安倍四兄姉の生みの親

リアルとブログでは性格が真逆
映画GS美神の蘭丸に対して異常な性欲を抱く

好きなもの:にゃてんし、my創作キャラ、七人隊、蘭丸
信じるもの:自分の才能と絵の腕前、安倍晴明と織田信長の威光

秋山澪

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